[メイン2] アルザード : 「さて」
脱衣所ののれんをくぐる

[メイン2] アルザード : 「迷うこともなかったな、流石はあの支部長管轄の施設」

[メイン2] うちはサスケ : 「…………ああ」

[メイン2] アルザード : 手早く服を脱ぎ、タオルを腰に巻いた状態に

[メイン2] アルザード : としつつも、服をロッカーに入れるのには十分な時間をかけ、サスケに背中を向けておく

[メイン2] うちはサスケ : 「……………」
右手で器用に服を脱ぎ、整えた後タオルを同じく巻きつける

[メイン2] うちはサスケ : そのままロッカーの鍵を取り
「……こちらは準備ができた」

[メイン2] アルザード : 「おっと、待たせたね……すまない」
同じくロッカーの鍵を取り

[メイン2] アルザード : 「では、スパはどのようなものか……?」
と言いつつ浴場の戸を開く

[メイン2] うちはサスケ : 「………………ふむ」
戸の奥、湯気に阻まれながらもその奥を見つめる

[メイン2] アルザード : 「むう、蒸すね。公衆浴場とはこういうものか」
手で軽く仰ぎつつ

[メイン2] アルザード : 「こういった場では、まず先に体を流すのがマナーだったかな?」

[メイン2] うちはサスケ : 「………ああ、まずはそこの台に座り…その先に備え付けられているシャワーを浴びる事になるな」

[メイン2] アルザード : 「ほほう」
言われるままに座り

[メイン2] アルザード : 「君のコードネームからして、和名ではあるが。どうやら、こういった場に詳しいらしいね」

[メイン2] アルザード : 「助かるよ……」

[メイン2] うちはサスケ : 「………オレもまだまだ不慣れなんだがな…これでも人生で2.3回程しか来たことはない」

[メイン2] うちはサスケ : 「ただ、もう慣れている……それに礼を言われるようなことでもない」

[メイン2] アルザード : 「ほうほう」
シャワーやシャンプーなどを弄りつつ、話に耳を傾け

[メイン2] アルザード : 「いやね、事実として君には助けられたのだから」

[メイン2] アルザード : 「礼くらい言わせてもらわねば、こちらの顔が立たないというものじゃないか」

[メイン2] うちはサスケ : 「そうか………」
シャワーで髪を流しつつ

[メイン2] うちはサスケ : ……熱めのシャワーにより湯気を少しだけ濃くし、身体の一部分を湯気で覆い隠す

[メイン2] アルザード : サスケを見習い、体をシャワーで流していく

[メイン2] アルザード : ……ふむ

[メイン2] アルザード : 「さて、こちらは大体流し終わった……かな」

[メイン2] うちはサスケ : 「ああ…」

[メイン2] アルザード : 「では、本番……湯に赴こうかな?」

[メイン2] うちはサスケ : 「……ああ、だがその前に」
と言い、そのまま掛け湯の場所まで赴き桶に湯を入れ、それで身体を再び流す

[メイン2] アルザード : 「おや、おや?」
サスケの右側に着きつつ、それに付いていてく

[メイン2] アルザード : 「それも、ここの礼儀かな?」
興味深そうに尋ねる

[メイン2] うちはサスケ : 「場によっては変わるらしいが…これも礼節の一つではあるらしい」
湯をかけ終えつつ

[メイン2] アルザード : 「ほほう」
真似して湯を自分にかけ

[メイン2] アルザード : 「いやはや、危うく礼をかくところだった」

[メイン2] うちはサスケ : 「これで準備は出来たな………問題ない」

[メイン2] アルザード : 「ふんふん……助かるよ」

[メイン2] アルザード : 「……湯の方も、たくさん種類があるようだね?」
浴場に広がる、様々な湯を眺めつつ

[メイン2] うちはサスケ : 「ああ」
短く答える

[メイン2] うちはサスケ : そっと左の伸びている髪に手をかけ、それを頭髪付近まで寄せ、右の黒の眼と右とは違う左の紫の眼で目の前に広がる湯を眺める

[メイン2] うちはサスケ : 「さて……湯にもかなりの種類があるが…どうする?」

[メイン2] アルザード : 「さて、さて」

[メイン2] アルザード : 「俺は詳しくはないが……」
顎に手を当てつつ

[メイン2] アルザード : 「この炭酸風呂など、どうにも面白そうじゃあないか」
と指さす

[メイン2] うちはサスケ : 「………………面白いかどうかはわからんが…効能は確かだと聞く…入るか」
そのまま迷わず炭酸風呂に入る

[メイン2] アルザード : 「おう、躊躇いない」

[メイン2] アルザード : 「では失礼」
右隣へ位置取り、風呂へ

[メイン2] アルザード : 「ほお………」
独特な湯の感覚に思わず声を漏らす

[メイン2] うちはサスケ : 「……………む」
一瞬だけ痒みがあったが、その後は何事も無く寛ぐ

[メイン2] アルザード : 「はあ、はあ……」
泡の浮かぶ水を手で掬い

[メイン2] アルザード : 「どんなものかと思えば、何とも言えないが。これは……うむ」
「言葉にするなら、心地よいといったところか!」

[メイン2] うちはサスケ : 「……………」
無言ながらその言葉に肯定する

[メイン2] うちはサスケ : 「この泡と共に…自らの疲れが取れる…とも言うべきか」

[メイン2] アルザード : 「おや、素敵な表現をするものだね」

[メイン2] うちはサスケ : 「……………フン」

[メイン2] アルザード : 「いいね、そう言う目で見れば……猶更よく疲れが取れる心地だ」

[メイン2] アルザード : 湯に浮かんでは弾ける泡を見ながら言う

[メイン2] アルザード : 「……しかし、こうして一息つくと……中々、疲れていたものだと実感するよ」
体の節々を伸ばしつつ

[メイン2] うちはサスケ : 「………確かに、身体の疲れを実感するものだ」

[メイン2] うちはサスケ : 「事実、筋肉等が無茶に耐えかねて傷ついていたと言えよう……」
「であるならば、この日この場に連れて来ることを提案した支部長は人をよく見れている事か」

[メイン2] アルザード : 「ああ、本当にそうだな」

[メイン2] アルザード : 「花と言ったか……彼女を最初に見た時は危ういと思ったものだが、先ほど別れる時にはまるで何処にでもいる少女のようだったよ」

[メイン2] アルザード : 「あれも、支部長の采配あってだろうね……」

[メイン2] うちはサスケ : 「だろうな、何はともあれ…ああやって若い奴の見聞を広げる事は善い事だ」

[メイン2] うちはサスケ : そう言い、炭酸風呂から上がれるように起立する

[メイン2] アルザード : 同意して頷き、合わせて立ち上がる

[メイン2] アルザード : さて、次は……サスケなりの考えがあるのだろう、合わせよう

[メイン2] うちはサスケ : 「…………薬湯か、或いは」

[メイン2] うちはサスケ : そう言い少し思案した後
「…………薬湯に向かおうか」

[メイン2] アルザード : 「うむ、そちらも興味を惹かれる名前だね」

[メイン2] アルザード : 「湯にして薬、どのようなものか? 行ってみようか」

[メイン2] うちはサスケ : 「…………」
頷いた後、無言で向かう

[メイン2] アルザード : それに続く

[メイン2] アルザード : 「ほう、少し色が周りと違うのだね……?」
と、湯を見て呟きつつも臆することなく体を沈めていく

[メイン2] うちはサスケ : 「………今回は…ローズマリーか」

[メイン2] アルザード : 「ふうん?」

[メイン2] アルザード : 「良い香りだが……ローズマリーと言うのか」

[メイン2] うちはサスケ : 「……ああ」

[メイン2] アルザード : 「薬、というからには効果があるのだろうが……はて、どのようなものだろうか」

[メイン2] うちはサスケ : 「確か……ローズマリーのその臭いはリフレッシュや集中力の増加」
「そして他の効能と云えば…鎮痛や血行促進、細胞の劣化防止に繋がるな」

[メイン2] うちはサスケ : 「特に、湯として使われた場合前者の臭いと後者の細胞の劣化防止としてよく用いられるそうだ」

[メイン2] アルザード : 「ほお……!」

[メイン2] アルザード : 「よくも、スラスラと……博識だね」

[メイン2] アルザード : 「こう言っては何だが、意外だよ」

[メイン2] うちはサスケ : 「………薬の扱いにも長けているのが身内にいてな…それから少し教わっただけだ」

[メイン2] アルザード : 「ふむふむ……」

[メイン2] アルザード : 「それはそれで、やはり驚く。専門家と勘違いしてしまうような口ぶりであったからね……」

[メイン2] アルザード : 「先ほどの戦闘もさることながら、大したものだよ」

[メイン2] うちはサスケ : 「生憎とオレは褒められるべき事でもない気はするがな……この知識も、あの戦闘技術も誰かから教えてもらった事に過ぎん」
「故に…オレだけの力でも知恵でも無い」

[メイン2] アルザード : 「仲間との絆のたまもの、というわけか……」

[メイン2] アルザード : 「はは、少し君への印象が変わったよ」

[メイン2] うちはサスケ : 「……………フン」

[メイン2] うちはサスケ : 「どんな印象を持たれていたのかは知らんが……オレはこう言う奴だ」

[メイン2] アルザード : 「ああ、ああ。理解した……というのも僭越だがね」

[メイン2] アルザード : 「とはいえ、君は……うん、どうやら思っていたより……」

[メイン2] アルザード : 言葉を続ける代わりに、口から笑い声を漏らす

[メイン2] うちはサスケ : 何を考えついたのか分からない…故にそれに応えるかのように少しだけ舌打ちをする

[メイン2] アルザード : 舌打ちに応じて、最後に楽し気な声を漏らして

[メイン2] アルザード : 「そろそろ、この湯もあがるかい」

[メイン2] うちはサスケ : 「………そうしよう」

[メイン2] アルザード : よし、と一声出して立ち上がる
「俺としては……うむ……」

[メイン2] アルザード : 「サウナというのに興味がある」
奥の方にあるサウナの扉をちらりと見て

[メイン2] うちはサスケ : 「…………………成る程」

[メイン2] うちはサスケ : そう言い、サウナの扉の前まで向かう

[メイン2] アルザード : てくてくついていく

[メイン2] アルザード : 「このサウナには、何か特別なマナーがあったりするのかな?」
歩きつつ声をかける

[メイン2] うちはサスケ : 「…………入室時にはオレの記憶する範囲では無い、本来はサウナルームでの会話は厳禁だが今回は貸切と来た…よって今はないと言えるか」

[メイン2] アルザード : 「成程な……」
うんうんと頷き

[メイン2] アルザード : 「君が言うなら間違いなかろう、そういうことなら遠慮なくだ」
サウナの扉を押し開ける

[メイン2] アルザード : 「……すごい熱気だな!」
やや驚きつつ、中へそのまま入っていく

[メイン2] うちはサスケ : 「…………」
そのまま続いて中に入る

[メイン2] うちはサスケ : 「……さて、サウナはどうだ?」

[メイン2] アルザード : 「これは……うむ。有体に言えば、責め具か何かのようだ!」

[メイン2] アルザード : 凄まじい熱気を浴びて、それしか表現が思いつかない

[メイン2] アルザード : 「この熱気を……楽しむのかい?」

[メイン2] うちはサスケ : 「………不思議に感じるかもしれないが、これが慣れると中々落ち着く」

[メイン2] うちはサスケ : 「この熱気もあってか、精神を落ち着かせ、整えささるのには丁度いい」

[メイン2] アルザード : 「フゥム……?」
そう言われ、サウナの中で腰を落ち着けてみる

[メイン2] うちはサスケ : 「……………」
眼を瞑り、無言で座り込む

[メイン2] アルザード : 「…………」
無言でじりじりと炙られていく

[メイン2] うちはサスケ : 「………………熱いか?」

[メイン2] アルザード : 「…………」
元々血の気の薄い肌が、異常に赤い

[メイン2] うちはサスケ : 「……無理はするなよ、自分が今無理をしていると自覚し出した時点で手遅れになるからな」

[メイン2] アルザード : 「…………」

[メイン2] アルザード : 「……ぐ、君のように耐えてみようと思ったが……これは、厳しいな!」

[メイン2] アルザード : 汗が伝う髪をかきあげつつ

[メイン2] うちはサスケ : 「何事にも向き不向きは存在する、厳しいと思うのも無理はない」

[メイン2] アルザード : 「根比べと言いたいところが、どうにも適わなそうだな…!」

[メイン2] アルザード : 「慣れの問題か、それとも君が特別強いのかな……」

[メイン2] うちはサスケ : 「………慣れもあるが、それ以上にオレが……いや、今は関係ないか」

[メイン2] アルザード : 「おや、なにか?」

[メイン2] アルザード : 「関係ないということもないだろうさ、こういった交流の場では」
「無論、言いたくないことは秘めてもいいがね」

[メイン2] うちはサスケ : 「フン…………こうやって長居しているのは慣れだけでなくオレが負けず嫌いなのもあるだけだ」

[メイン2] うちはサスケ : そう言い、再び眼を瞑る

[メイン2] アルザード : 「……成程」

[メイン2] アルザード : 「いや、そう言われると悔しいものがある……あるが……」
「俺の負け、のようだ」

[メイン2] アルザード : ふらつきながら立ち上がる

[メイン2] アルザード : 「さ、流石に限界が来たね……水の一滴でも飲まねば倒れてしまう」
そのままふらふらサウナの戸へ

[メイン2] うちはサスケ : ──もう少し長居は可能だが…と思いつつもアルザードについて行く

[メイン2] うちはサスケ : 「戸を開けた後、……戸の付近にある水と桶がある」
「その桶の中に冷たい水を入れ、身体を流すのがオレが知るサウナ終わりのマナーである」

[メイン2] アルザード : 「そ、そうか……」
力なく扉を押し開ける

[メイン2] アルザード : 「……その桶の水は……飲めないよな……」

[メイン2] うちはサスケ : 「ああ」

[メイン2] うちはサスケ : 「飲む為の水は……少なくともこの場を出てロッカールームに戻らないと無いだろうな」

[メイン2] アルザード : 「うぐっ……」
頭を押さえながら桶の場所まで歩き、全身を粗く水で流していく

[メイン2] うちはサスケ : 「…………オレのミスだな…すまない」

[メイン2] うちはサスケ : そう言い取り敢えず身体の汗を冷水で流していく

[メイン2] アルザード : 「は、はは……実をいうと俺も内心で勝負を挑んでいたのでね」

[メイン2] アルザード : 「君があまりにも平然としていたものだから、それが少し歪むのでも見てやろうと思っていたのだが……結果はこの通り完敗だ」

[メイン2] うちはサスケ : 「……それで、お前の体調は問題ないのか?」

[メイン2] アルザード : 「はは……心配してもらって、感謝だ」

[メイン2] アルザード : 「問題ない……水分さえとれば……」
ふらふら脱衣所の方に歩いていく

[メイン2] うちはサスケ : …………同じく脱衣所の方に向かう

[メイン2] アルザード : そして、水飲み場につき次第水を勢いよく喉に入れていく

[メイン2] アルザード : 「……っふう……生き返る心地とはこのことだ……」
大きく喉を鳴らし、手を口で拭う

[メイン2] うちはサスケ : そのまま自分も少し乾いた喉を潤わす為に水を飲む

[メイン2] うちはサスケ : 「……………元気になったなら何よりだ」

[メイン2] アルザード : 「いやあ、心配をかけた!ハッハッハ……」

[メイン2] アルザード : 「……思えば随分長いとこ浸かっていたな。向こうの様子も気になる……一度あがろうか?」

[メイン2] うちはサスケ : 「それがいいだろう」

[メイン2] うちはサスケ : 左の伸びた髪を目元まで伸ばし、左眼を隠し準備をする

[メイン2] アルザード : 「では、手早く着直そうか……おや」

[メイン2] アルザード : 「浴衣、貸出……?」
と、貸出用に置いてある浴衣を目に止める

[メイン2] うちはサスケ : 「……気になるか?」

[メイン2] アルザード : 「……こう言うのも、乙なものではないかな?」

[メイン2] うちはサスケ : 「………かもな」

[メイン2] うちはサスケ : 「折角だ、少し借りるとしよう」

[メイン2] アルザード : 「よし、そうしよう」
にこりと笑み

[メイン2] アルザード : 「……着付けは指南をいただこうか」

[メイン2] うちはサスケ : 「……………………了解した」

[メイン2] アルザード : と、言うことで時折サスケの指示をもらいつつやや不格好に浴衣を羽織る

[メイン2] アルザード : 「ふむ、こんなもので大丈夫かね……?」
自分の体のあちこちを見ながら

[メイン2] うちはサスケ : 「…ああ、問題ない…よく出来ている」

[メイン2] アルザード : 「んむ、助かるよ。せっかくの湯上りに不格好は晒したくないものな」

[メイン2] うちはサスケ : 「……では、向かうとしようか」

[メイン2] アルザード : 「ああ。」
と頷き

[メイン2] アルザード : 「おっと、そうだ……」

[メイン2] アルザード : 「”次は”負けないぞ、サスケ」
と笑いかける

[メイン2] うちはサスケ : 「………………フッ」
微笑する

[メイン2] うちはサスケ : 「"次も“オレが勝つ」
そう一言だけ言い、先に向かう

[メイン2] アルザード : 「クク…………」
思わず浮かんだ笑いを嚙み殺しつつ、その背中に続く